\学ぶ/3peace塾 <ミリタリー連載> ~アメリカ編~ 第1回 フライトジャケット
Miritary(ミリタリー)とは、「軍の」「軍人の」という意味があります。
ミリタリーには各国の仕様があり、1つの国にしても様々な種類が存在しています。
現在日本の市場では、アメリカ軍のミリタリーが多く存在しているのではないでしょうか。
最近のアパレルブランドもミリタリーをモデルにしていることも多く、そのデザインや、機能性の高さから男女問わず人気となってきています。
それぞれのアイテムの開発された背景も気になりますよね!!
そこで!
ミリタリーの背景から、特徴まで解説していく
\学ぶ/3peace塾 <ミリタリー連載 ~アメリカ編~> を始めます!!
第1回は「フライトジャケット」
戦闘機に乗る兵士のために開発され、上空は気温が低く、機能性と同時に防寒性も備わったジャケットです。
「トップガン」で使用されたジャケットも登場?! 名称や見分け方まで解説していきます!
目次
MA-1
空軍の軍用機がプロペラ機からジェット機に移行するに従って飛行高度も高くなり、ジャケットに付着した水分が氷結してしまうことが…
それまでは革製フライトジャケットを着用していたが第二次世界大戦後、水を弾く丈夫なナイロン製のフライトジャケットが考案された
それがMA-1なのである!
そして、中綿を入れることができるようになり、氷点下にも耐えられる防寒性を実現しています。
水を弾き、燃えにくい丈夫なナイロン製
動きやすさを重視した首、袖、裾のリブ
フロントの左右にある斜めのポケット
これらの特徴があり、その後のミリタリージャケットに影響を与える一作にもなっています!
裏面はオレンジ色になっており、事故等の墜落時には裏返して着ていました。
目立つ色で海上でも発見しやすくなることから「レスキューオレンジ」とも呼ばれています。
両サイドにスナップボタン付きのポケットもついていて、裏返しても服としての機能は抜群!
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CWU-45P
CWU・・・「Clothing Wear Unit」の略称
1970年頃に海軍により採用されました。
難燃素材「ノーメックス」(アラミド繊維)を採用することで、MA-1よりも耐火性がアップ。
それまで陸海空軍がそれぞれ独自に、フライトジャケットを開発していましたが、その開発以降、アメリカ軍全体でCWUを採用することに!
MA-1から襟が復活し、別名MA-2とも呼ばれています。
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CWU-36P
1978年に登場し、上記のCWU-45Pと同様にアラミド繊維で構成されている一作。陸・海・空・海兵隊の米4軍で採用されている現行のフライトジャケット!
バックのアクションプリーツ(動きやすいように作られた生地のゆとり)が、複雑なコックピット内で引っかかる事案が発生。これにより82年に廃止されてしまいました。
現在は改良を重ね、現行として採用されているようです。
では、同じCWUの名を持つ「CWU-45P」と「CWU-36P」の違いはどこにあるのか?
開発を行った軍隊は違いますが、デザインや素材による違いはほとんど見られません。
2つの大きな違いは対応温度(季節)にあります!
45Pは、生地に中綿をいれており、防寒性に特化した一着。
一方、36Pは防寒性よりも動きやすさを重視しており、中綿が入っていない分軽量になっています。
当時の人は、活動の際に想定される温度によって着分けていたようです!
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G-1
海軍航空隊で使用され、1950年から採用された傑作のジャケット。
襟にはボアがついており、ゴートスキン(山羊革)を使用。
山羊革特有の滑らかな質感から来る着心地の良さから、一時は生産を中止するものの、84年に復活するという人気のレザージャケット!
G-1の名前を冠するまでにも、いくつかのモデルを変遷してG-1は完成しました。
1940年のAN-J-3Aの時点ですでに形ができていますね。
一枚で様になる超万能レザージャケットです!
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今回はここまで!
フライトジャケットだけでも紹介しきれていないたモデルがたくさんあるので
気になったらいろいろ調べてみてください!!
次は、ミリタリー連載 ~アメリカ編~ 第2回 パーカー でお会いしましょう!!